Thinking in the long autumn evenings.

9月21日
皆様に支えていただきながら、無事に一周年を迎えることができました。
一周年の御祝いの贈り物やお言葉を下さった方々、そしていつもお店に足を運んでくださるお客様、本当にありがとうございます。
これからも、どうぞ宜しくお願い致します。

多くのことが初めての経験となった一年は、穏やかであり刺激的でした。

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『この一年、どうだった?目標達成できた?』
と、尋ねられてすぐ言葉が出てこなかったので、その日の帰り道はぼんやりと色んな事を思っていました。
たまたまちょっと反省するべきことが起こったのもあって、目標をクリアできたのか (あるいは明確な目標なんてあったのか) はっきり分からなかった自分自身に少し呆れたりして
振り返るには良い機会だったので、自分の目標とやらを再確認していました。
一年前、このお店を創っている時に私は何を思っていたんだろうか。
その時から思い描くことは今も変わりなくて、それが私の目標なのだとしたら、達成した と思える日は来るのかわからない。

あの時、手探り状態でオープンの準備をしながらも不思議と不安はまったくなかったし、正直なところ、ただただワクワクしていた。
このお店には好きな色の名前をつけようと、悩んで
私らしい とか、そんなことを深く考えて混乱したりもしながら
これから始まることを意味のあるものにしたくて、きちんと説明のつくことばかりを探していました。
その当時の日記のような物を読んでみても私には本当に具体性がないな、と凹んでしまうのでそれ以上読むのはやめておきました。
技術や知識を向上させることは技術者においては目標というより生活の一部分で、それこそ達成なんてない。
売り上げ目標にシビアになったりデザインのコダワリを一貫させるつもりもない。
その時も今も、結局わたしが喜びを感じるのは、それぞれのお客様の女性像や、ただの気分、そんなものを帯びた色が出た時。それだけはハッキリしていました。
私のまわりにも、人が生み出した私のお気に入りがたくさんあるように、その人のお気に入りを生み出せたとき、例えばそれが偶然だったとしても、その不思議な出逢いに私は嬉しくなる。

無彩色という意味をもつAchromaticからお店の名前をつけた、あの頃の気持ちは一年経っても鮮明で
たぶんずっと忘れることはないと思う。
感謝や反省をしながら、ワクワクする日々は、まだ続いています。
これからも表現したいのは自分ではなくお客様のカラー。
良いのか悪いのか、
私はいつもニュートラルだ。